2019年6月開催(4週)の新馬戦・未勝利戦 トータルの血統傾向です。

※獲得賞金順 勝ち星順

①ディープインパクト(3-0-0-0/3)

②★キズナ(2-2-2-6-12)

③★リアルインパクト(2-1-2-3/8)

④ハーツクライ(2-1-0-1/4)

⑤タートルボウル(2-0-0-5/7)

⑥ダイワメジャー(1-2-2-8/13)

⑦ヴィクトワールピサ(1-0-2-3/7)

⑧キングズベスト(1-1-1-2/5)

⑨パイロ(1-1-0-4/6)

⑩キンシャサノキセキ(1-0-2-5/8)

(以下1勝馬、サウスヴィグラス、ワールドエース、マジェスティックウォリアー、オルフェーヴル、ゴールドヘイロー、ディープブリランテ、マツリダゴッホ、フェノーメノ、Shamaradal、ゴールドアリュール、キングカメハメハ)

まだ未勝利種牡馬(主なもの)…ロードカナロア、クロフネ、エピファネイア、ハービンジャー、ルーラーシップ

【見解】

 出走頭数で見るとキズナ(12回)、ダイワメジャー(13回)、と2頭の種牡馬が群を抜いています。

 興味深いのはキズナ産駒はすべて日高・新冠・浦河の産駒。ノーザンファームおよび社台ファーム系(以下NS系)以外の産駒が8割を占めます。もともとキズナは社台SSに繋養されていますが、初年度は日高町の牧場を中心に種付けを行っています。NS系でも特に優秀な牝馬に種付けを行ったとはいえません。初年度から活躍馬が出るとしたら、非NS系からでしょう。

 ハーツクライは使いだしが早いですね。すべてNS系生産馬です。育成の方針が変わってきたのでしょうか。今年は2歳戦から活躍する馬を出すかもしれません。

 ダイワメジャー産駒はNS系4頭、非NS系4頭がデビューしています。3着内率は前期の生産牧場別ではほぼイーブンです。NS系一辺倒ではなさそうです。

 ディープインパクト産駒にも触れておかなければいけません。昨年の同期比で出走頭数は7頭→3頭(リアアメリアなど)に減少。今後中京・新潟でのデビューが増えると見込まれます。とくに栗東からは小倉競馬場へ輸送するよりも新潟競馬場へ輸送するほうが時間短縮になるので、新潟デビューの栗東所属馬が増えるでしょう。

 ロードカナロアが(0-1-1-5/7)と大不振です。もちろんこの成績が続くわけではありませんが、昨年のスタート時より明らかに違っているので、馬券を買う際には覚えておいたほうがいいかもしれません。

 新種牡馬のリアルインパクト、ワールドエースは双方ノーザンファーム生産馬。初年度の種付数が伸びなかった分、デビューで勝ち星を重ねて来年の種付け料アップにつなげたい牧場の意図まで読み込むのは深読みしすぎでしょうか。

 あと一つ特筆すべきはタートルボウル産駒は2頭とも芝で勝ち上がっています。現時点でタートルボウルの勝ち鞍は(芝26勝、ダート43勝)と、少なからずダート馬を出すという印象が強いです。このあたりNS系も配合の方針を変えてきた可能性もありますので注意が必要です。

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2019年6月開催(4週)の新馬戦・未勝利戦 トータルの生産牧場傾向です。

①ノーザンファーム(13-4-8-8-12/37) 勝利率35.1%、連対率45.9%、複勝率67.6%

③社台白老ファーム(1-2-1-0/4)

②新冠橋本牧場(1-1-0-0/2)

④社台ファーム(1-0-1-6/8)

 

以下1勝牧場(道見牧場、杵臼牧場、二風谷ファーム、Godolphin、村上牧場、村上欽也、広富牧場など)

【見解】

 何おか言わんや…。ノーザンファームは昨年の同期よりも勝率を上げてきました。昨年と全く同じ傾向です。この傾向は次開催も続くと思うので警戒が必要です。

 

年内は開催ごとに同様の分析をしていく予定なのでご覧いただければ幸いです。

by DA

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